小国町の道の駅「白い森おぐに」に隣接する横根スキー場の斜面に町が整備を進めている花広場で、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)が見頃を迎えた。朝に咲くと夕方にはしぼむ、はかなくも美しい花々が、初夏のゲレンデを黄色に染め上げている。

 道の駅を訪れる来場者を花でもてなそうと、町は約4千平方メートルに2020、21年度、計7千本を植えた。施肥や除草などの手入れにより、年々、花数が増えている。朝日連峰を一望できる展望デッキや遊歩道も整備されており、ゆったりと観賞することができる。

 今年は例年より1カ月ほど早く咲き始め、7月上旬まで楽しめそう。町の担当者は「これまでになく大きい花が咲き誇り、見応えがある。将来的には花広場の一面を黄色で埋め尽くし、観光スポットに育てたい」と話した。