県最上総合支庁は4日、大蔵村清水の国道458号本合海バイパス1.1キロ区間が8月4日午後2時に開通すると発表した。白須賀、上竹野の両地区を結ぶ同区間の供用開始により、同バイパスは全線開通となる。現道の幅員の狭さが解消され、新庄市方面から同村の肘折温泉方面へのアクセスが向上する。安全確保へ歩道も設置した。

 同バイパスは同村合海―清水間を結び、総延長は2830メートル。県が1995年度に着工し、2006年度に第1期の750メートル区間、09〜10年度に第2期の980メートル区間が段階的に開通した。

 今回開通する残りの第3期区間は全幅12メートルで、車道は片側3.25メートル、歩道は片側2.5メートル。本年度は路面のアスファルト舗装、歩行者転落防止用の防護柵とガードレールの設置に取り組んでいる。同バイパスの総事業費は約118億円を見込む。

 開通日は午前10時から現地で式典が行われる。