つばさE8系トラブル、バスで仙台向かう人も 19日、東京直通3本のみ

山形新聞6/20(金)9:14

つばさE8系トラブル、バスで仙台向かう人も 19日、東京直通3本のみ

山形新幹線の運休を受け、仙台に向かう人の姿も見られたバスターミナル=19日午後0時40分、山形市

 回送中の新型車両「E8系」のトラブルで大幅にダイヤが乱れた山形新幹線つばさは19日も前日に続き、運休などの対応が続いた。原因調査のためE8系での単独運行ができず、本県と東京を結ぶ「つばさ」上下32本のうち直通運転は3本のみで、通常時の1割程度。東京方面に行く場合は福島や仙台で東北新幹線に乗り換えざるを得ない状況で、高速バスなどで仙台方面に向かう人も見られた。

 JR東日本新幹線統括本部によると、通常時のつばさは山形―新庄間の下り1本を含めると上下33本が運行している。19日は、このうち運休は上下各4本、東京―福島、山形―新庄の区間運休が上下各11本で、計30本が直通運転しなかった。上りは午後5時台新庄発の1本、下りは午前8時台東京発で同11時台に山形着の2本のみだった。運休や区間運休による影響は約7300人だった。

 つばさは、順次新型のE8系と入れ替えており、現在は9編成ある。従来型の「E3系」は6編成あり、19日はE3系で対応。福島駅で東北新幹線に乗り換えて東京まで行く乗客の輸送量を確保するため、大半を福島駅と本県間の運行とし、直通運転を減らした。統括本部の話では、福島駅での乗り換えの手間は生じるが、通常時と比べて余計にかかる時間は長くても30分未満とみられる。

 山形新聞の取材に対し、統括本部は「当面の間、通常運転再開の見込みは立っていない」としている。車両の補助電源装置が壊れて電力が供給されず、モーターの制御装置が停止して駆動しなくなったとみられるが、現段階で原因は特定できていないという。

 山形市のJR山形駅前では、東京へ出張に向かう同市飯田3丁目、会社員佐藤直仁さん(51)が仙台行きバスを待ち、「福島駅で乗り換えるより、仙台駅から乗った方が早いと思う。なぜトラブルが続くのか、安全管理に疑問だ」と話した。山形駅の改札前で神奈川県横須賀市に帰宅途中の会社員羽多野里香さん(27)は「福島駅までは山形新幹線で行くが、その後の移動手段はまだ考えていない」と困った様子だった。

 20日は上下9本が運休、上下25本が区間運休となる。直通運転は上下2本で、上りが156号(新庄発午後5時12分)、下りは121号(東京発午前6時12分)。山形発午前7時で、新庄着同7時46分の下り171号も通常運転する。

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