海を満喫するおでかけ先としてぴったりの千葉県・南房総。
温暖な気候、南国ムード漂うゆったりとした空気、東京圏からは車で1時間ちょっと、海の幸・山の幸が豊富。あげたらキリがないほど魅力に溢れています。

南房総をとことん満喫したいけれど、人の多い観光名所ばかりはちょっと…という方に向けて、人気&穴場スポットを織り交ぜた、南房総を半日で巡るプランを提案します。

ぜひ最後まで、お楽しみください!

南房総の海を心ゆくまで味わうおでかけプラン

千葉県、房総半島の南端にある南房総。足を運べば目の前には「青い海と豊かな緑」が広がり、身も心も解放感にあふれます。

海をめいいっぱい感じたい、南国の雰囲気を味わいたい、美味しい海の幸を堪能したい。休日にしたかったことが一度に叶う、とっておきの場所でもあるのです。

最低限の必要な荷物を持って車に乗り込んだら、南房総へ向けていざ、出発です!

まずは「道の駅ちくら潮風王国」で休憩&腹ごしらえ

Photo by きんじょうともみ

南房総旅の1番はじめは、千倉市にある「 道の駅ちくら潮風王国 」から。

「道の駅」の数が日本一という南房総。 数ある道の駅の中でもとりわけ南房総の海を感じられる のが、この「道の駅ちくら潮風王国」なのです。

敷地内には緑の芝生がどこまでも広がり、解放感たっぷり。顔をあげれば、青い海がこれまたどこまでも広がっています。 「あぁ〜南房総に来たな〜」と感じさせてくれる場所 で、旅のスタートにはぴったり。

実際に使われていた漁船の展示もしてあり、実際に乗り込むこともできます。

軽く敷地内を散策したら、まずは腹ごしらえ。「道の駅ちくら潮風王国」には、窓から海が見えるロケーション抜群なレストランや、気軽に利用しやすいカフェ、採れたてで新鮮な魚介類をリーズナブルな価格で味わえる市場食堂などがあります。

移動の疲れを癒しつつ、お腹も心も満たしたら、さらにディープな南房総の旅へと突入していきます。

  • 住所:千葉県南房総市千倉町千田1051
  • 電話:0470-43-1811
  • 営業時間:9:00〜17:00
  • 定休日:水曜日

https://shiokaze-oukoku.jp/

人の少ない穴場ビーチ「塩浦海水浴場」でまったり

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お次は、「道の駅ちくら潮風王国」から車で10分もかからない場所にある「 塩浦海水浴場 」がおすすめ。

この「塩浦海水浴場」は、こじんまりとした小さめなビーチなのですが、その分 プライベート感はバッチリ 。流行りの海のように大勢の人でごったがえしていることもなければ、人工的な音楽が大音量で流れているというようなこともない、 穏やかで平和なビーチ なのです。

海水浴シーズンには、きちんと監視員さんが常駐し、2軒ほどですが海の家もオープン。無料のシャワーがあったり、小さな子どもが喜ぶちょっとした遊具もあります。海に向かって漕ぐブランコは親子やカップルの最高の思い出になったりしますよ。

浜辺の両脇には「磯遊び」ができる岩場もあって、バケツを手に珍しい生き物探しに夢中になっている人々の姿も。

「道の駅ちくら潮風王国」で買ってきた美味しいものを、このビーチでゆっくり味わうのもいいですね。

  • 住所:千葉県南房総市白浜町白浜

房総最南端「野島崎灯台」で海の広さを感じる

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ビーチで南房総の海を感じたら、車で10分ほどの場所にある「 野島崎灯台 」へ。

この周辺一体が、南房総国定公園に指定されていて、コンパクトながら 「博物館」や「展望デッキ」、「お食事処」に「土産物屋さん」と、観光を楽しめる施設が集約 されています。

日本で2番目に点灯したと言われる野島崎灯台は、実際に上まで登ることが可能。最上階にある展望デッキからは、南房総の海を大パノラマで眺めることができ、「地球って丸いんだな」と感じられる貴重な場所でもあります。

海の幸が味わえる食事処は、どこも美味しいと評判。目の前が港になっているので、魚の鮮度は抜群です。

名所の1つではありますが人もそんなに多くないので、のんびりゆったりと観光を楽しむことができますよ。

  • 住所:千葉県南房総市白浜町白浜630
  • 電話:0470-38-3231
  • 参観時間:(3月〜9月)平日9:00〜16:30/土日8:30〜17:00 (10月〜2月)平日9:00〜16:00/土日8:30〜16:00

南国ムード満点「房総フラワーライン」で海沿いをドライブ

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ビーチに寄ったり、灯台を散策したり、体が少し疲れてきたら、車に乗ってしばしドライブがおすすめ。「野島崎灯台」のある白浜から館山方面へ「 房総フラワーライン 」をひた走ります。

「房総フラワーライン」は、和田町から館山市を結ぶ全長46kmの道路で、途中所々海が見えなくなる箇所はありますが、基本的には海沿いを走る道路なので気分爽快! 「海の街に来たな」という実感をじわじわ感じる ことができますよ。

車の中では海景色を堪能しながら、美味しい飲み物やフードを味わうもよし、お気に入りのドライブミュージックで気分を盛り上げるもよし。楽しいドライブ時間を過ごしてくださいね。

https://tateyamacity.com/archives/292

海辺の街「館山駅周辺」をぶらり散歩&食べ歩き

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「房総フラワーライン」のドライブを満喫したら、館山駅周辺に車を駐車。ここからは、しばし街歩きを楽しみます。

館山駅の周辺には、お食事処やカフェ、お土産物屋さんなどが多数。お食事物では、地元で採れた海の幸を使用した海鮮料理から、和洋中どんなジャンルも揃います。

館山駅から歩いて数分のところには、内房のビーチ・北条海岸や渚の博物館といったスポットも。街歩きの途中で買った食べ歩きグルメをビーチで味わうなんて過ごし方もいいですね。

館山駅西口には「スルジェ」という地元のパン屋さんが、同じく西口で汐入川の近くには、具がたっぷりの美味しいサンドイッチがテイクアウトできる「lien」というお店などもあります。

近くにはイオンのショッピングモールも。全国的にあるモールですが、南国・館山の街らしい雰囲気で、足りないものの調達もできるので、足を運んでみる価値は十分にあるスポットです。

https://tateyamacity.com/archives/26667

https://tabelog.com/chiba/A1207/A120704/12057743/

エモい風景が広がる「岡本桟橋」で夕日を眺める

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館山駅周辺をぶらり街歩きしたら、南房総巡りの締めくくり。車で15分ほど海沿いを北上したところにある「 岡本桟橋 」へ。

「岡本桟橋」は「原岡桟橋」という名でも知られていて、 映画やドラマのロケ地としても使われる場所 でもあります。

原岡海岸の真ん中に突き出るように伸びた桟橋は、コンクリート製の電柱が連なり、ノスタルジックな雰囲気。天気のいい日には、海の向こうに富士山の姿をみることができます。

楽しかった南房総巡りに思いを馳せながら、沈みゆく夕日を眺めるなんていう過ごし方も乙なもの。旅の最後にふさわしい場所です。

  • 住所:千葉県南房総市富浦町原岡地先

南房総で大切な人と過ごした時間は宝物に

南房総は東京圏から車で1時間ちょっとのアクセスで行ける、南国の街。光に照らされキラキラと輝く大海原を見ていると、身も心も解きほぐれていくのが分かります。

大切な人と訪れた思い出は、心の中にずっと鮮明に残っていくことでしょう。

「あの時は楽しかったな」「また行きたいな」大切な人から大切な人へ、一緒に穏やかな旅をする幸せ感は伝わり続けて行くのです。

出典・参考

  • 館山市観光協会|房総フラワーライン
  • 公益社団法人燈灯会|野島崎灯台

余暇プランナー:きんじょうともみ