冷房なく窓もない低速電動バス、熱中症防止で午後1〜3時の運行中止…運転士からも「危ない」
読売新聞6/20(金)8:49

読売新聞 【読売新聞社】
宮崎市中心部を巡回する低速の電動バス「ぐるっぴー」が今夏、午後1〜3時の運行を取りやめることになった。市によると、理由は酷暑。ゆっくりしたスピードで走るこのバスは窓がなく、開放的な雰囲気が特徴だが、車内に冷房設備はなく、利用者や運転士に熱中症の危険性があるため、暑さの厳しい時間帯は運休することにしたという。
市によると、ぐるっぴーはグリーンスローモビリティと呼ばれる車両で、JR宮崎駅前近くを発着し、橘通りなどを巡る1周約2キロのコースを走る。「宮崎市まちなかグリスロ運行協議会」が主体となり、市からの業務委託を受けて2020年から運行。実際の運転事業は宮崎交通に委託されている。現在の1日当たりの運行便数は平日が24便、土日祝日が34便。運賃は100円(小学生以下無料)。
窓がなく、広く景色を見られることなどから市民や観光客に人気だが、夏の暑さが課題となっていた。対策として22年から車内にスポットクーラーを置き、昨年は運転士の服装を自由にしたが、運転士から「これ以上暑くなると危ない」との声があった。
これを受け、今夏は7月1日〜8月31日、気温が上がる午後1〜3時の平日4便、土日祝日10便の運行を取りやめることにした。
1便当たりの平均利用者数は20年度の4・9人から昨年度は7・7人(ともに土日祝日)に増えている。市担当者は「利用者が右肩上がりのなか減便は断腸の思いだが、運行を続けていくため運休する。運転士も暑いなか頑張っているので、利用者の皆様にはご理解いただきたい」と話した。












