日本陸連は4日、新たに内定したパリ五輪代表27人を発表した。全種目で唯一、過去に日本勢の出場がなかった女子三段跳びで森本麻里子(オリコ)が初出場を決めた。既に内定していた選手と合わせて陸上の代表は計51人となった。他国・地域が使用しなかった出場枠が再配分されれば、さらに増える可能性もある。

 女子三段跳びで14メートル16の日本記録を昨年樹立するなど進境著しい森本が初の五輪切符を手に入れた。男子三段跳びでは、1928年のアムステルダム大会で織田幹雄が日本人初の金メダルを獲得してから、南部忠平、田島直人と日本勢が五輪3連覇を果たしている。6月の日本選手権を制して代表入りを決定的にした森本は「日本のお家芸と言われる美しい種目と思うので、それにふさわしい跳躍がしたい」と意気込んでいた。