イラン核施設破壊巡り米の「バンカーバスター」に注目…着弾後地下60mまで到達し爆発、効果は未知数

読売新聞6/20(金)8:10

イラン核施設破壊巡り米の「バンカーバスター」に注目…着弾後地下60mまで到達し爆発、効果は未知数

読売新聞 【読売新聞社】

 【ワシントン=阿部真司】イスラエルとイランの交戦を巡り、米軍が保有する地下貫通型の大型爆弾「バンカーバスター」が注目されている。イスラエルは、強固に守られたイランの核施設に打撃を与えられる兵器として米軍の使用に期待するが、効果は未知数だ。

 バンカーバスターは地下の軍事施設などを攻撃するために開発された特殊な爆弾だ。最新型のGBU57(約14トン)は着弾後、地表の下約60メートルまで到達してから爆発する仕組みだ。

 イスラエルはイランの複数の核施設を攻撃しているが、核開発に打撃を与えるには、地下80メートルほどにあるとされる中部のフォルドゥ核施設のウラン濃縮工場を攻撃する必要があるとみられている。米CNNは、GBU57を使う場合でも同じ地点に複数回命中させる必要があると指摘している。

 GBU57を搭載できる航空機は米軍のB2爆撃機のみとされる。B2爆撃機は3月に米軍が基地を置くインド洋の島に駐機していたことが確認されている。イランまで約4000キロの距離で、給油なしで往復できるが、米ニュースサイト・アクシオスによると、トランプ米大統領は核施設を破壊できるとの確信を持っておらず、攻撃をためらう一因になっているという。

 トランプ氏は18日、ホワイトハウスで記者団から、フォルドゥ核施設の破壊が必要かと問われ、「我々だけがそれを実行する能力を持っているが、だからといってそれを実行するという意味ではない」と述べ、攻撃するかどうかはまだ決めていないと説明した。

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