勤労挺身隊被害者の女性死去 三菱重工相手取り法廷闘争=韓国

勤労挺身隊被害者の女性死去 三菱重工相手取り法廷闘争=韓国

 【光州聯合ニュース】太平洋戦争中に朝鮮女子勤労挺身隊員として三菱重工業の工場に強制動員され、同社を相手に法廷闘争を続けてきたシム・ソンエさんが21日午後に死去した。88歳だった。韓国市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)とともにする市民の集まり」が22日、伝えた。

 シムさんは1930年に韓国南西部の光州で生まれ、44年に「日本へ行けば金を稼げて勉強もできる」という言葉にだまされ三菱重工の名古屋航空機製作所に動員された。45年には富山の工場へ移された。空腹をしのぐため野花を食べるなどつらい生活を送り、同年の植民地支配からの解放後に故郷へ戻った。

 2014年、他の動員被害者3人とともに三菱重工を相手取った損害賠償請求訴訟を韓国で起こした。一審と二審はシムさんに1億ウォン(約980万円)を賠償するよう命じる原告勝訴の判決を出したが、同社が上告したため大法院(最高裁)の確定判決を残している状況だ。

 一方、同団体が把握している存命の強制徴用被害者(元朝鮮女子勤労挺身隊員を含む)は昨年2月末時点で5245人となっている。


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