【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は27日、韓国の2021年の実質国内総生産(GDP)成長率見通しを4.0%とし、2月25日時点の予想(3.0%)から1.0ポイント上方修正した。予想以上の輸出の好調や、3月末に成立した補正予算などの財政効果を踏まえたものとみられる。

 4月の輸出額は511億9000万ドル(約5兆6000億円)で前年同月比41.1%急増した。11年1月以来、10年3カ月ぶりの高い伸びとなった。関税庁が取りまとめた今月1〜20日の輸出も前年同期比53.3%の大幅増だった。

 景気テコ入れのための政府の大規模財政政策も、成長率見通しを引き上げた要因の一つとみられる。2月時点の予想には新型コロナウイルス対策支援金を盛り込んだ補正予算の効果を反映していなかったが、今回の見通しは支援金の影響などを織り込んだ。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日に行った就任4周年の演説で、「今年の韓国経済が11年ぶりに4%以上の成長率を達成するよう、政府の力を総動員し、民間の活力を高める」と述べ、4%の成長目標に言及していた。

 一方、韓銀は22年の成長率見通しも従来の2.5%から3.0%に上方修正した。

 また、原油や原料価格の上昇などを反映し、21年の消費者物価上昇率の見通しを従来の1.3%から1.8%に引き上げた。22年の消費者物価上昇率は21年比で1.4%と見込んだ。