【バルセロナ、ソウル(共同取材団)聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は17日午後(現地時間)、英国での主要7カ国(G7)首脳会議出席、オーストリアとスペインの国賓訪問を終え帰国の途に就いた。

 11日に出国した文大統領は12〜13日に英コーンウォールで開催されたG7首脳会議に出席。各国の首脳と新型コロナウイルスや気候変動への対応など世界の懸案について意見交換した。

 文大統領は会議で、新型コロナワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」に今年1億ドル(約111億円)を供与し、来年に1億ドル相当の現金もしくは現物を提供する方針を明らかにした。

 また、人種差別や憎悪犯罪など開かれた社会を威嚇する問題に強力に対処することを提案したほか、2050年までに炭素中立(カーボンニュートラル)を実現する意思を改めて示した。

 G7首脳会議の期間中には、英国、オーストラリア、フランス、ドイツの首脳と2国間会談を行い、実質的な協力増進策、朝鮮半島情勢などについて意見交換した。 

 ただ、日本の菅義偉首相との会談は実現しなかった。文大統領と菅首相は期間中、2回簡単なあいさつを交わした。 

 G7首脳会議の終了後、文大統領は13〜15日の日程でオーストリアを国賓として訪問。両国関係を「戦略的パートナー関係」に格上げすることで合意したほか、新産業分野での協力を拡大していくことを確認した。

 15〜17日にはスペインを国賓訪問し、両国関係を戦略的パートナー関係に格上げすることで合意した。また建設・インフラ分野などでの第三国市場への共同進出拡大など包括的な関係強化の基盤を構築した。

 さらに文大統領は新型コロナワクチンを安定的に確保し、グローバルワクチンハブ(拠点)として飛躍するための「ワクチン外交」にも注力した。