【東京聯合ニュース】26日に行われた東京五輪のアーチェリー男子団体で韓国は金メダル、日本は銅メダルを獲得した。日本の銅メダルは日本のアスリートと韓国の弓職人が力を合わせた結果ともいえる。日本代表の河田悠希と武藤弘樹が使った弓は韓国製という。

 日本との準決勝は金メダル獲得を目指す韓国に取って最大の危機となった。4セットを終えて同点となり、両チームが交互に1人1本ずつ矢を放ち合計点を競う「シュートオフ」にもつれ込んだ。

 シュートオフでも両国は同点だったが、共に10点だった金済徳(キム・ジェドク)と河田の矢のうち、金の矢が中心に近かったため、韓国の勝利となった。わずか2.4センチの差だった。

 日本はオランダとの3位決定戦でも接戦を繰り広げた。同じくシュートオフにもつれ込み、最後に放たれた武藤の矢が相手より中心に近い10点だったため、日本の勝利となった。

 日本が五輪の男子団体でメダルを獲得したのは今回が初めて。

 韓国を追い込んだ河田とオランダへの勝利を決めた武藤の弓は韓国メーカー「MKアーチェリー」によるもの。「リカーブボウ」と呼ばれる弓は、米国のホイット社と韓国のWIN&WIN社が市場を二分しており、MKアーチェリーはトップ選手のための特注品の製作に特化した後発メーカーだ。

 そのため、MKアーチェリーにとっても、日本の銅メダル獲得は朗報だった。

 同社では社員8人が約6カ月かけて日本選手の注文に合わせた「作品」を作ったという。

 日本の選手からの注文ということで、迷いがないわけではなかったが、日本人である前に同じ「アーチェリー人」という思いで注文に応じた。

 同社は社長だけでなく、社員のほとんどが五輪出場を夢見て代表選抜戦に出場した経験のあるアーチェリーの元トップ選手。選手としては成し遂げることができなかった五輪でのメダル獲得を、弓を通じて実現した。

 同社のキム・ギョンファン社長は「私たちが作った弓で選手たちがメダルを獲得するのを見るのはいつも感激する」とし、「弓を放つ技術では韓国が最高であるため、弓の製作でも韓国が最高を維持できるよう先頭になって進みたい」と話した。