【バリ島聯合ニュース】ロシアのウクライナ侵攻や米中の戦略的競争で国際社会の陣営対立が鮮明になっている中、20カ国・地域(G20)外相会合が7〜8日、インドネシア・バリ島で開かれる。

 韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は7日午後にバリ島入りする。5月に就任した朴氏が多国間会議に参加するのは初めて。

 今回の会合には韓国や米国、日本、中国、ロシアなどG20の外相全員が出席する。

 会合に合わせ、韓米日外相会談や韓中外相会談も調整されている。韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は6月末に開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で米国など欧米側と歩調を合わせる「価値外交」の方向性を明確にし、会議に合わせて開かれた韓米日首脳会談で3カ国の安全保障協力の強化を確認した。

 韓中外相会談ではこうした尹政権の外交方針に対する中国の反応が示される機会になるとみられる。米中対立が激化する中、尹政権が価値外交に重きを置いたため、対中関係の再設定は避けられない。

 韓米日外相会談が実現すれば、6月末の3カ国首脳会談で確認した安保協力の強化を具体化する議論が行われる見通しだ。当時、3カ国首脳は北朝鮮の核・ミサイルに対応するため、3カ国の安保協力の水準を高めていくことで一致していた。

 一方、朴氏は韓国、メキシコ、インドネシア、オーストラリア、トルコによる中堅国機構(MIKTA) の外相会談にも出席する。

 今回の会合は米国のブリンケン国務長官ら欧米側と中国の王毅国務委員兼外相、ロシアのラブロフ外相らが一堂に会し、国際的にも注目を集めている。欧米側が参加する外相会合にラブロフ氏が出席するのはロシアのウクライナ侵攻後初めて。欧米側はロシアにこれまで通り接してはならないとの認識の下、ロシアに一致したメッセージを発するとみられる。