【ソウル聯合ニュース】韓国で本格的な夏休みシーズンを迎え人の移動が大きく増えている中、新型コロナウイルス感染者数の増加幅も再び拡大している。10日に発表された前日の新規感染者数は15万1792人で、4月13日以来、約4か月ぶりに15万人を上回った。政府は流行ピーク時の予想感染者数を上方修正している。

 政府の中央災難(災害)安全対策本部の李基日(イ・ギイル)第1総括調整官(保健福祉部第2次官)はこの日の同本部の会議で、新型コロナ拡大のペースが再び加速しているとし、8月中に1日当たり20万人程度の新規感染者数が発生するとする疾病管理庁の予測を伝えた。

 政府は先月18日、8月中旬〜末に新規感染者数が28万人となりピークに達するとの見通しを示したが、先月末にはピーク時の予想感染者数を20万人に、今月初めには15万人に引き下げていた。変異株の感染拡大ペースが予想ほど速くなく、感染者の増加幅が鈍化する傾向にあったためだ。

 だが、7月末から8月初めにかけて夏休みシーズンの本格化で人の移動量が急増し、感染者の増加幅も再び拡大していることから、ピーク時の予想感染者数を20万人程度に引き上げた。

 中央事故収拾本部が統計庁の携帯電話データを基に行った分析によると、今月1〜7日の全国の移動量は新型コロナ流行前の19年の同期間よりも2.0%多かった。

 同本部の朴香(パク・ヒャン)防疫総括班長は記者会見で感染拡大の理由について、変異株の特性や休暇シーズンの接触増加、ワクチン接種から時間が経過したことによる免疫効果の低下などを挙げた。