【ソウル聯合ニュース】北朝鮮外務省の金善慶(キム・ソンギョン) 次官(国際機関担当)は14日、国連のグテレス事務総長が先ごろ訪韓して尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と面会した際に「北朝鮮の完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)への完全な支持を表明する」と述べたことについて、深い遺憾の意を表明した。

 金氏は朝鮮中央通信を通じて出した談話で、グテレス氏の発言は公平性と公正性に欠けており、国連憲章に明記された国連事務総長の職務上の義務にも反していると主張したうえで「われわれにとって決して容認することができない」と批判。CVIDは北朝鮮に対し一方的に武装解除を要求する主権侵害行為だと断じた。

 CVIDという表現は北朝鮮が反発しており最近はあまり使われていない。韓国と米国は5月の首脳会談で発表した共同声明で、CVIDではなく「朝鮮半島の完全な非核化」という文言を使っている。

 12日に尹大統領と面会したグテレス氏はCVIDへの完全な支持を表明すると述べたうえで「こうした目標は地域の安全保障と平和、安定を達成するために重要だ」との見解を示した。