【ソウル聯合ニュース】韓国与党「国民の力」トップの鄭鎮碩(チョン・ジンソク)非常対策委員長は29日、国会で演説を行った。鄭氏は最大野党「共に民主党」が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の海外歴訪中の「低俗発言」問題を巡って連日非難を続けていることについて、「首脳外交に乗り出した大統領に対しやたらと粗探しするだけでなく、呪いと憎悪を浴びせている」と非難した。

 鄭氏は「(共に)民主党は最後に残った議会権力を振りかざし、ことあるごとに国政の足を引っ張っている」として、「既得権を守るための亡国的な立法独裁もいとわない」と強調した。

 尹大統領が国連総会に出席するため訪問した米ニューヨークでバイデン米大統領主催の会合に出席した後、下品な言い回しの発言をしたと最初に報じたMBCテレビに対しては「偽ニュースで大統領を傷つけ、国益を損なう先頭に立った」とし、「メディアの基本倫理や愛国心までなげうった亡国的行動だ」と強く批判した。

 また、責任者を厳重に処罰し、再発防止策を発表するべきだとして、自ら過ちを正すことができなければ政治的・司法的責任を負わなければならないと警告した。

 共に民主党が李在明(イ・ジェミョン)同党代表に対する検察の捜査を「政治弾圧」と主張していることについては、与党側から告発した事件は一つもないとして、いずれも共に民主党の党内選挙の過程で提起された問題だと指摘。「司法を政治に引き入れてこれを阻止しようとするなら、国民は決して容認しないだろう」と反論した。 

 一方、鄭氏は6月の統一地方選で与党が勝利して以降続いている党の内紛を意識してか、「これまで至らない点が多かった。 傾いた議会権力の乱脈をとがめる前にわれわれの未熟さを率直に告白し、謝罪する」と述べた。