【ソウル聯合ニュース】韓国の最大野党「共に民主党」は30日、ソウル・梨泰院で158人が死亡する雑踏事故が発生した責任を問い、李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官の解任建議案を国会に提出した。今週の国会本会議での可決を目指す。

 共に民主党は解任建議案の可決後も李氏が辞任せず、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が建議案の受け入れを拒否する場合、来週に李氏の弾劾訴追案を提出する方針だ。

 解任建議案では李氏が安全や災害問題の責任者にも関わらず、法律に定められた義務を履行しなかったことなどを解任建議の理由に挙げた。また、「惨事」を「事故」、「犠牲者」を「死亡者」と呼んで梨泰院惨事の意味を縮小し、惨事の対応の責任を一線の警察官と消防官に転嫁したとも指摘した。

 与党「国民の力」は解任建議案に反発し、事故の真相究明と再発防止に向けた国会による国政調査をボイコットすると警告した。

 閣僚の解任建議案は在籍議員の過半数(150人)が賛成すれば可決される。共に民主党は国会で169議席を握っており、単独で可決できる。