◇1月の輸出16.6%減 貿易赤字は過去最大

 産業通商資源部は1日、2023年1月の輸出額は前年同月比16.6%減の462億7000万ドル(約6兆220億円)だったと発表した。輸出の減少は4カ月連続。輸入額は前年同月比2.6%減の589億5000万ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は126億9000万ドルの赤字となった。赤字額は単月として過去最大。

◇ソウルのタクシー きょうから初乗り運賃値上げ

 ソウル市の中型タクシーの初乗り料金が1日午前4時から1000ウォン(約100円)引き上げられ4800ウォンになった。値上げは2019年2月以来、4年ぶり。また初乗り区間は2キロから1.6キロに短縮された。走行距離や時間によって発生する加算額は132メートル当たり100ウォンから131メートル当たり100ウォン、31秒当たり100ウォンから30秒当たり100ウォンにそれぞれ調整された。ソウル市の模範タクシーと大型タクシーの初乗り料金(3キロまで)も6500ウォンから7000ウォンに上がった。外国人観光タクシーの区間料金や貸し切り料金も5000〜1万ウォン引き上げられた。

◇広がる格差 上位20%の勤労所得が下位20%の15倍に

 韓国の給与所得者のうち、上位20%に属する高所得者が下位20%の15倍に上る所得を稼いだことが分かった。国会企画財政委員会に所属する最大野党「共に民主党」の陳善美(チン・ソンミ)議員が国税庁から受け取った資料によると、上位と下位の所得格差を示す指標である「勤労所得五分位倍率」は21年の時点で15.1倍だった。勤労所得五分位倍率は17年の16.3倍から19年には14.6倍に縮小したが、20、21年には再び15.1倍に拡大した。ただ、所得の増加幅は上位20%より下位20%の方が大きかった。

◇北朝鮮の指令受け反政府活動か 反国家団体メンバー4人逮捕

 北朝鮮の指令を受け、反国家団体のメンバーとして韓国南部の慶尚南道・昌原を中心に反政府活動をした疑いが持たれている4人が1日、逮捕された。これら4人は慶尚南道を拠点とする革新系団体で活動していた。情報機関の国家情報院(国情院)と警察は昨年11月、4人の関係先を家宅捜索し、先月28日に身柄を拘束。ソウル中央地検が同月30日、国家保安法違反の容疑で逮捕状を請求した。韓国公安当局は、容疑者らが北朝鮮の指令に基づいて反国家団体の「自主統一民衆前衛」を結成し、16年ごろから昌原を中心に反政府活動をしたとみている。 

◇SKハイニックス 約10年ぶりに赤字転落

 半導体大手のSKハイニックスが1日発表した2022年10〜12月期連結決算は、1兆7012億ウォン(約1792億円)の営業損失を計上し赤字に転落した。前年同期は4兆2195億ウォンの黒字だった。四半期ベースでの営業赤字は12年7〜9月期(240億ウォンの赤字)以来、約10年ぶり。パソコンやスマートフォンなどの需要減で半導体メモリーの価格が大幅に下落したことが響いた。

◇新規コロナ感染者2万420人 前日比791人増

 中央防疫対策本部は1日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から2万420人増えたと発表した。新規感染者数は前日に比べ791人多い。