【ロサンゼルス、ソウル聯合ニュース】韓国自動車大手の現代自動車グループは2日、現代自動車と子会社・起亜の1月の米国販売台数は10万7889台で、前年同月比14.8%増加したと発表した。閑散期の1月に米国での販売台数が10万台を超えるのは初めて。

 現代と起亜はそれぞれ、昨年8月から6カ月連続で販売台数が前年同月を上回っている。いずれも1月として過去最多を記録した。

 現代は前年同月比8.5%増の5万5906台を販売した。このうち高級ブランド「ジェネシス」が7.0%増の3万905台。起亜は22.3%の伸びとなる5万1983台で、1月では初めて5万台を超えた。

 現代自動車グループの好調ぶりは、すでに1月の米国販売実績を公表しているトヨタ自動車(前年同月比14.8%減)など日本各社に比べても際立っている。

 同グループの先月の販売をけん引したのはエコカーだった。前年同月比53.3%増の1万6563台を売り上げ、エコカーが販売全体に占める割合は15.4%と、初めて15%を上回った。

 そのうち電気自動車(EV)は4387台で、前年同月の2.1倍に増加した。中でも現代の「コナ」が4.3倍に伸びた。

 ハイブリッド車(HV)は1万2160台で40.4%増加した。現代「アバンテ(現地名エラントラ)」が6.7倍となった。現代「サンタフェ」は過去最多の1312台を記録した。