【ソウル聯合ニュース】韓国政府と与党「国民の力」は31日に協議会を開き、電気・ガス料金の引き上げを先送りした。4〜6月期の電気・ガス料金は値上がりが予想されていたが、国民の力の朴大出(パク・デチュル)政策委員会議長は協議会後の記者会見で「エネルギー価格の変動と引き上げ要因を総合的に判断するため、もう少し世論を取りまとめた上で(引き上げするかどうか)決定することにした」と説明した。

 

 朴氏は「電気とガス料金の引き上げは不可避との点を再確認した」としながらも、「引き上げ時期と引き上げ幅に対してはもう少し議論が必要だ」と述べた。

 政府と与党は29日の協議会でも、韓国電力公社と韓国ガス公社の累積赤字を解消するには料金引き上げが必要という認識で一致していたが、今回は引き上げを見送った。電気・ガス料金の値上げによる国民の負担増や、液化天然ガス(LNG)や石炭などエネルギー価格が下落傾向にあることを考慮したとみられる。