◇尹大統領 ゼレンスキー夫人と面会

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、ソウルの大統領室庁舎でウクライナのゼレンスキー大統領夫人、オレナ・ゼレンスカ氏と面会した。夫人はゼレンスキー氏の特使として来韓した。大統領室の李度運(イ・ドウン)報道官によると、両氏はウクライナへの支援をはじめ両国関係の懸案について話し合った。

◇尹大統領が2度目の法案拒否権行使 看護法制定案の再議要求

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は16日、「看護法」制定案に対し法案拒否権(再議要求権)を行使した。制定案は革新系最大野党「共に民主党」をはじめとする野党の主導で先月27日に国会本会議で可決されたが、国会に差し戻されることになる。尹大統領が大統領の権限である法案拒否権を行使するのは昨年5月の就任後で2回目。先月4日、コメの超過生産分の政府買い上げを義務付ける糧穀管理法改正案に対し、初めて拒否権を行使していた。

◇最大野党代表が窮地に 側近の疑惑で執行部の総退陣論も

 革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が、最側近の暗号資産(仮想通貨)に絡む疑惑の広がりで再びリーダーシップの危機に陥っている。李氏本人の司法リスクの長期化に加え、同党の2021年党大会で代表に選出された宋永吉(ソン・ヨンギル)氏の陣営関係者らが宋氏当選のため同党国会議員らに金をばらまいた疑惑が持ち上がり、足元では李氏の最側近の金南局(キム・ナムグク)議員が巨額の仮想通貨を保有していた問題が物議を醸した。この状況に、党内の非李在明系を中心に党執行部の総退陣を求める声が再び頭をもたげている。来年の総選挙での若者票離れを懸念した一部の中道派もこれに加勢する雰囲気だ。

◇初の国産超音速戦闘機 来年から量産へ

 防衛事業庁は、初の国産超音速戦闘機、KF21(通称「ポラメ=若鷹」)が量産に向けた主要手続き「暫定戦闘用適合」の判定を受けたと発表した。暫定戦闘用適合は航空機や艦艇など生産開始まで長く時間を要する場合、研究開発中に量産を可能にするための手続き。これによって兵器システムの迅速な戦力化を図る。KF21は来年から量産に入り、26年後半から空軍に引き渡されることになっている。

◇麻薬使用疑いのユ・アイン 警察に2回目の出頭

 ソウル警察庁は、麻薬使用の疑いが持たれている俳優のユ・アインさんを麻薬類管理法違反の被疑者として出頭させ、使用した麻薬の種類や回数、購入経路、共犯がいるかどうかなどを取り調べた。出頭は今回で2回目。午前9時ごろに同警察庁麻浦庁舎に到着したユさんは、報道陣に対し「取り調べを誠実に受ける」と述べた。ユさんは当初11日に2回目の取り調べを受ける予定だったが、庁舎前に報道陣が多いとの理由で出頭を拒否していた。