【ソウル聯合ニュース】日本の海上自衛隊の護衛艦「はまぎり」が韓国主催の多国間海上訓練に参加するため、旭日旗の一種である自衛艦旗を掲げて南東部の釜山に入港したことについて、革新系最大野党「共に民主党」などから非難の声が上がっていることを巡り、与党側は1日、過去の革新系政権でも同様の事例が7回あったことを示す資料を公開した。

 与党「国民の力」の成一鍾(ソン・イルジョン)国会議員が国防部から提出を受けた資料によると、1996年から今年5月までに海自の艦艇が自衛艦旗を掲げて韓国に入港した事例は計16回あった。

 政権別では金泳三(キム・ヨンサム)政権1回、金大中(キム・デジュン)政権3回、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権3回、李明博(イ・ミョンバク)政権5回、朴槿恵(パク・クネ)政権2回、文在寅(ムン・ジェイン)政権1回、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権1回となっている。

 このうち革新政権は、金大中政権、盧武鉉政権、文在寅政権で計7回だった。

 訪問目的は捜索・救助訓練への参加が6回で最も多く、遠洋航海練習による寄港が4回、国際観艦式に関連した入港が2回、海上封鎖訓練関連が2回、潜水艦救難訓練関連が2回だった。