【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の当局者は２２日、駐韓ロシア大使館が尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の国連総会での演説を「米主導の宣伝活動」と批判したことに対し、「ロシアが憂慮される北（朝鮮）との軍事協力を行わないなら国際社会が納得できるように透明に説明すればいいことだ」と述べた。

　尹大統領は２０日（現地時間）に国連総会の一般討論で演説し、ロ朝の軍事取引は韓国の安全保障を直接狙った挑発になるとして、「座視しない」と警告した。これに対し駐韓ロシア大使館は「ロ朝協力をけなすため、米国が主導する宣伝活動に加わることに遺憾を禁じ得ない」とフェイスブックに投稿した。

　ロシア外務省によると、ルデンコ外務次官は２１日（現地時間）、モスクワで韓国の李度勲（イ・ドフン）駐ロシア大使と面会し、「ロシアに対する非友好的発言に注目する」として「ロシアと韓国の関係に深刻な損傷を加えるもの」と述べた。面会は先のロ朝首脳会談の結果を説明するために設けられたとされる。