【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が29日発表した「人口動向」によると、7〜9月期の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの推定数)は0.70で、前年同期から0.10ポイント低下した。2009年の統計開始以来、四半期ベースで過去最低となった22年10〜12月期と今年4〜6月期に並んだ。7〜9月期としても過去最低を更新した。

 合計特殊出生率は昨年10〜12月期に0.70に落ち込んだ後、今年1〜3月期は0.81に上昇したが、4〜6月期と7〜9月期は連続で0.70と低迷した。

 出生数は年末に近づくにつれ減る傾向があり、10〜12月期の合計特殊出生率が0.7を切る可能性もある。

 7〜9月期の出生数は5万6794人で、前年同期比11.5%減少した。死亡数は8万7143人と2.1%増加した。

 9月をみると、出生数は前年同月比14.6%減の1万8707人、死亡数は3.0%減の2万8364人で、人口は9657人の自然減となった。死亡数が出生数を上回る人口の自然減は47カ月連続。

 7〜9月期の婚姻件数は4万1706件で前年同期から8.2%減少した。離婚件数は3.6%減の2万3061件だった。