【世宗聯合ニュース】経済協力開発機構(OECD)は29日に公表した経済見通しで、2023年の韓国の経済成長率を9月の前回予測から0.1ポイント下方修正した1.4%と予想し、来年については2.1%から2.3%に上方修正した。韓国企画財政部などが伝えた。

 OECDが予想する23年の韓国の経済成長率1.4%は、韓国政府、韓国銀行(中央銀行)、国際通貨基金(IMF)など他の主要機関と同じ数値。

 また23年の物価上昇率の見通しは3.4%から3.6%に上方修正し、来年も2.6%から2.7%に引き上げた。政府が物価安定の目標とする2%になるのは25年と見通した。

 韓国銀行の政策金利は現在の水準(年3.5%)を来年まで維持すると予想した。

 OECDは金利とエネルギー価格の上昇が短期的に民間消費と投資に負担を与えているとしながらも、輸出が半導体需要の回復に後押しされて改善されていると指摘。来年下半期からは消費・投資の下振れ要因が緩和され、国内需要が回復すると見通した。