【ソウル聯合ニュース】世界各地で暮らす約700万人の在外同胞の歴史にスポットを当て、世界で類を見ないほど短期間で成長した韓国の政治・経済の発展の様子を広める展示「2024国家ブランドアップ展示会」が22日、ソウルの国立中央博物館地下歩道で開幕した。27日まで。

 インターネット上などで民間外交を行う韓国の市民団体VANK、在外同胞庁、国家基幹ニュース通信社・聯合ニュースが共催し、文化財庁と国立ハングル博物館が後援する。

 聯合ニュースの成耆洪(ソン・ギホン)社長は開会あいさつで、異国の地で逆境を乗り越え、韓国の支援をしてくれた在外同胞が今回の展示会の主人公だとし、「世界各国で母国のブランド価値を高める先兵の役割を担う在外同胞に敬意を表する。在外同胞は韓国を伝える真の広報大使だ」と述べた。

 李基哲(イ・ギチョル)在外同胞庁長は、母国が困難にぶつかるたびに助け、母国と居住国の懸け橋の役割を担ってきた在外同胞は「グローバル中枢国」の建設における大切なパートナーだと説明。VANKの朴起台(パク・ギテ)団長は、韓国が世界的に影響力を持つ国になったのには193カ国・地域に暮らす700万人の在外同胞の貢献があったと強調した。

 この日の開会式に先立ち、国立ハングル博物館では「第11期青年公共外交大使発隊式」が開催された。大使に任命された全国の青少年・大学生81人は、1カ月にわたり韓国発展の姿を海外にPRするミッションを遂行する。

 今年の国家ブランドアップ展示会は「700万の在外同胞われらが大韓民国」をテーマに、政治・経済を発展させてきた韓国の姿を紹介する。

 朝鮮戦争後、韓国の1人当たり国内総生産(GDP)は67ドル(現在のレートで約1万円)に過ぎず、他国の援助を受けなければならなかったが、現在は経済協力開発機構(OECD)に加盟する世界有数の経済大国に成長した。

 展示会では第2次世界大戦後に独立した約80カ国のうち、経済を欧州連合(EU)並みに成長させると同時に民主主義を実現したのは韓国が唯一という点を強調。その上で、韓国のこうした発展と誇らしい未来へ進もうとする姿が海外の教科書で取り上げられるよう、韓国人と世界各地に暮らす約700万人の同胞の協力を呼び掛ける。

 VANKは海外の教科書に韓国の発展史を記載させるための運動に取り組むほか、「韓国民主主義・経済発展の日」制定と国際記念日指定、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の韓国民主主義経済発展記念センターの設立なども目指している。 

 展示会では1902年からの韓国人移民の歴史を振り返り、在外同胞が各国で厳しい労働に耐え、人種差別を受けながらも故国独立のために尽くした姿を伝える。