【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が17日に発表した雇用動向によると、4月の失業率は3.0%で前年同月に比べ0.2ポイント悪化した。

 4月の失業者数は同8万1000人増加し、増加幅は2021年2月(同20万1000人増)以来の高水準。失業者数は昨年11月から6カ月連続で増加した。

 4月の就業者数は2869万3000人で、同26万1000人増加した。増加幅は1〜2月の30万人台から3月は17万3000人に急減したが、4月は増加に転じ、20万人台を回復した。

 年齢別では、15〜29歳の就業者が8万9000人減少した。40代も9万人減った。30代は13万2000人、50代は1万6000人、60歳以上は29万2000人それぞれ増加した。

 産業別では輸出好調と半導体市況回復を受けて製造業の就業者数が10万人増加した。増加幅は22年11月(10万1000人増)以来の高水準となった。保健業・社会福祉サービス(9万3000人増)、情報通信業(6万8000人増)も増えた。事業支援・賃貸サービス(6万6000人減)、教育サービス(4万9000人減)、卸売業・小売業(3万9000人減)は減少した。

 15歳以上の就業率は63.0%で、同0.3ポイント改善した。4月としては、統計を取り始めた1982年7月以降で最も高かった。