【ソウル聯合ニュース】韓国世論調査会社のリアルメーターは20日、全国の18歳以上の2002人を対象に13日から17日まで実施した調査で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は31.4%だったと発表した。前週から0.8ポイント上昇した。不支持率は1.1ポイント下がり、65.5%となった。 

 尹大統領の支持率は総選挙(4月10日)前の4月第1週は37.3%だったが、次の2週は32%台に下がり、その後の3週は30.2%、30.3%、30.6%だった。今回で3週連続の上昇だが、上昇幅は誤差の範囲といえるほど小さい。

 一方、16〜17日に全国の18歳以上の1001人を対象に実施した政党支持率の調査によると、保守系与党「国民の力」は前週より2.1ポイント高い35.0%、革新系最大野党「共に民主党」は6.1ポイント下落の34.5%だった。

 リアルメーターは「共に民主党」の支持率下落について、巨額の暗号資産(仮想通貨)を保有していたことで物議を醸した金南局(キム・ナムグク)国会議員の復党や国会議長選びを巡り内紛の兆しが見えたことなどが要因と分析している。

 両党以外では、曺国(チョ・グク)元法務部長官が代表を務める革新系の「祖国革新党」が13.5%、李俊錫(イ・ジュンソク)元与党代表が率いる保守系の「改革新党」が5.3%、「新しい未来」と「進歩党」がともに1.3%などと続いた。