【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は21日、イランのライシ大統領らがヘリコプター事故で死亡したことを受け、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)がモフベル第1副大統領に弔電を送ったと報じた。

 金正恩氏は弔電で「衝撃的な知らせだ」として、「貴国の政府と人民、遺族に深い哀悼の意を表する」と伝えた。また、ライシ氏は「朝鮮人民の友」だったとし、「政府と人民が大きな悲しみを乗り越え、強力かつ復興するイランを建設するため力強く前進していくことを確信(する)」と強調した。

 北朝鮮は伝統的に友好関係にあるイランと高官交流を行うなど、「反米」で連携してきた。先月は尹正浩(ユン・ジョンホ)対外経済相をイランに派遣して両国の協力強化を図り、軍事協力について議論した可能性もあるとの見方が出た。