◇韓米 きょうから在韓米軍駐留費巡る2回目交渉

 韓国と米国が2026年以降の在韓米軍の駐留経費負担を定める新たな「防衛費分担特別協定」(SMA)の締結に向けた2回目会合を21〜23日にソウルで開く。両国は先月23〜25日に米ハワイで初会合を開催し、双方の基本的な立場を確認した。今回は負担の規模や策定基準などの争点を巡り、本格的な議論を行うとみられる。

◇復帰期限にも戻らぬ研修医 専門医資格取得遅れる可能性

 医師不足などの対策として政府が打ち出した大学医学部の入学定員増員に反発して研修医が職場を離脱してから丸3カ月が経ったが、政府と医療界によると、復帰した研修医はほとんどいなかった。政府によると、約1万人の研修医のうち現在も医療現場に残っているのは約600人にとどまっている。研修医はインターン1年、レジデント3〜4年の課程を終えて試験に合格しなければ専門医の資格を取得できない。しかし、職場を離れて3カ月が経過したことで進級するために必要な研修期間を満たす機会が事実上消滅し、専門医資格の取得時期が1年遅れる可能性が出ている。

◇消費者心理5カ月ぶりに「悲観的」 物価高・高金利・ウォン安で

 物価高・高金利・ウォン安ドル高が続き、経済全般に対する消費者の認識が5カ月ぶりに「悲観的」に転じた。韓国銀行(中央銀行)が発表した5月の消費者動向調査の結果によると、経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(CCSI)は98.4で、前月比2.3ポイント下落した。CCSIが100を割り込んだのは、昨年12月以来5カ月ぶり。韓国銀行は「輸出が好調だったにもかかわらず、国民が体感する物価が高い水準で推移し、今月の消費者心理がさらに悪化したようだ」と説明した。

◇軍高官らの私用メールがハッキング被害 北朝鮮組織の仕業か

 国防部の次官級を含む高官と軍の将官クラスの私用電子メールがハッキングされたとして、警察庁国家捜査本部の安保捜査局が捜査に着手したことが21日までに分かった。北朝鮮の組織によるサイバー攻撃と推定される。警察関係者は「軍関係者らを狙った北のサイバー活動と関連して捜査中だ」と話した。軍や公職者の公務用メールでなく、私用メールのアカウントがハッキングされたようだ。軍のサーバーに対するサイバー攻撃ではないとされる。