◇尹大統領 少子化克服へ決意

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は22日、ソウル市内で開かれた国際カンファレンスの開会式で、「少子化はさまざまな社会・文化的要素が複合的に絡んだ問題で、根本的解決のためには社会全般を革新する国を挙げた努力が必要だ」と述べた。そのうえで「少子化対応企画部(省)を新設し、少子化政策を原点から再点検して、国の非常事態である少子化の克服に全力を尽くす」と表明した。

◇韓国を代表する詩人・申庚林さん死去 民衆の哀歓うたう

 韓国を代表する詩人、申庚林(シン・ギョンリム)さんが22日、がんのため亡くなった。89歳だった。葬儀はソウル大病院の葬儀場で営まれる予定だ。1935年に中部・忠州で生まれた申さんは、東国大在学中の56年に文壇デビュー。民衆の哀歓を身近な言葉でうたう「民衆的叙情詩人」として評価され、73年に発表した第1詩集「農舞」は日本でも翻訳出版された。

◇歌手キム・ホジュンの逮捕状請求 飲酒運転で当て逃げ

 ソウルの江南警察署は、飲酒運転で当て逃げ事故を起こした疑いが持たれている歌手のキム・ホジュンさん(32)について特定犯罪加重処罰法上の危険運転致傷、逃走致傷の容疑で逮捕状を請求したと発表した。キムさんは9日夜、飲酒後にソウル市江南区の道路で反対車線のタクシーに衝突する事故を起こした後、逃走したとされる。その後、マネージャーが身代わりで出頭するなど所属事務所と組織ぐるみで隠蔽(いんぺい)工作を行った疑いが持たれている。

◇消費者院が中国ECサイトとホットライン 安全対策強化 

 公正取引委員会傘下の韓国消費者院が、中国電子商取引(EC)サイトのアリエクスプレス、Temu(ティームー)と製品の安全に関する協定を締結したことが分かった。危険有害性のある製品を遮断するためのホットラインを設ける一方、子ども用品などの危険有害性試験にも着手した。消費者院の関係者は「中国から直接購入する製品に対する国民の懸念が大きく、モニタリングと危害性試験を強化する」と説明した。

◇ILLIT所属レーベル NewJeans模倣疑惑巡りADOR代表を告訴

 人気グループのBTS(防弾少年団)などを擁する総合エンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)傘下の音楽レーベル、ビリーフラボが、同レーベルの新人ガールズグループILLIT(アイリット)が人気ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)の模倣であるとしたHYBE傘下のレーベルADOR(アドア)代表でプロデューサーのミン・ヒジン氏を業務妨害と名誉毀損(きそん)の疑いで告訴した。ミン氏は先月、記者会見でILLITについて、「ヘアスタイル、メイク、衣装、振り付け、写真、映像、イベントへの出演など芸能活動のすべての領域でNewJeansをコピー(模倣)した」と述べた。