キッス(KISS)が、アバターを使ってツアー引退後もステージで活躍することが分かった。2日、最後のコンサートとなったニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでのステージで、ABBAのアバターコンサート「ヴォヤージ」のチームが制作したデジタルバージョンのメンバーをサプライズ披露した。

 コンサート終了後、バンドは「キッス:ア・ニュー・エラ・ビギンズ」と題した動画をオンラインで発表。ベースのジーン・シモンズはこう宣言している。「夢にも思わぬ場所に連れて行かれることで俺たちは永遠に若くアイコニックでいられる。このテクノロジーでポール(スタンレー)はかつてないほど高くジャンプするようになる。俺たちをお払い箱にしようと思っていたかもしれないが、そうはならないよ」

 アバターコンサートについて、具体的な予定を発表していない同バンドだが、ポール・スタンレーは説明した。「俺たちは長年人間を超える存在だったと思うが、ここに来て不死となる。本当にエキサイティングだ。俺たちがこのバンドを永久に保つのは不可能だが、君たち(アバター制作者)には可能だ」

 そんな同バンドのアバターはジョージ・ルーカスの特殊効果の会社インダストリアル・ライト・アンド・マジック(ILM)が制作、スウェーデンのコングロマリット、ポップハウス・エンターテインメントが資金提供、両社はABBAのアバターコンサート「ヴォヤージ」も手掛けている。

 ILMの視覚効果責任者グレイディ・コファー氏はキッスの最後のコンサートでのアバター披露についてファスト・カンパニー誌に「これはバンド(キッス)が身体的な世界からデジタルへとクロスオーバーしていくほんの序章に過ぎません」と話し、ポップハウスのパー・サンディンCEOはこう続けた。

 「未来のキッスのコンサート?ロックオペラ?ミュージカル?物語、冒険に関して?あの4人(ジーン、ポール、エリック・シンガー、トミー・セイヤー)は既に超人的な力を持っています。それをただ私たちは開放したいだけです」

(BANG Media International/よろず〜ニュース)