量販店の専門コーナーや繁華街の専門店に並ぶ、カニの爪の形をしたボールペンや薬のカプセルの形をしたメモ入れなど、ふとした日常のワンシーンをヒントに生み出されるおもしろ雑貨たち。洒落のきいた愛らしいおもしろ雑貨たちは、日常を彩るちょっとした癒しとして多くの人に愛されている。

今、SNS上ではひと際注目を浴びているおもしろ雑貨がある。それは鉛筆を削ると削りカスがかつお節の様に見える「お好み焼き鉛筆削り」。

「お好み焼き鉛筆削り」は一見ただのお好み焼きの形をした置物なのだが、れっきとした文房具。鉛筆削りとして使用でき、その削りカスが熱々のお好み焼きにふりかけたかつお節を模した形になる。粉モノ大好きな関西人の心をくすぐってくる絶妙なユニークさに、SNSユーザー達からは「鉛筆削るのが楽しくなる」「発想が天才的」「鉛筆使わないけど欲しい!」等と多くの好評が寄せられている。

実はこれ、元々はCGデザイナーであるミチルさん(@mitiruxxx)がCGで製作した架空の雑貨だった。SNSで発表したところ、老舗ソースメーカーであるオタフクソースがアイデアに感銘を受け、製品化に乗り出したという、異色の経歴を持つ商品なのだ。

今回、このお好み焼き鉛筆削りを始めとして、様々な架空雑貨をCGで生み出し続けるミチルさんに、お話を聞くことができた。

橋本ダイスケ(以下、橋本):関西人の心に突き刺さる素敵な商品ですが、この商品を思いついたキッカケはあるのでしょうか?

ミチル:以前から鉛筆の削りカスがかつお節に似てるなぁ…と思ってたので、CGで形にしてみたら、思った以上にそれっぽくなったのがキッカケですね。

橋本:老舗ソースメーカーのオタフクソースさんからのお声掛けで商品化が決定したとの事ですが、その時の心境は如何でしたか?

ミチル:お好み焼といえばオタフクソースなので、このアイデアを商品化したいとお声掛け頂き、とても嬉しかったです。

橋本:このお好み焼き鉛筆削り以外にも商品化された製品があるとの事ですが、ご紹介いただけますか?

ミチル:以前アイデアとして考えた、長ネギの千歳飴」が、実際に商品化されました。

面白そうだと思って「長ネギの千歳飴」というものをCGで作ってみたのですが、飴業者のまいあめ様に実際に製作出来るとのお声掛けを頂き、長ネギの断面のような飴が実現しました。

橋本:今現在、様々な架空雑貨を創作なさってますが、次に商品化したい創作物はございますか?

ミチル:感謝の気持ちを伝えるマスキングテープ「ナ・マステ」や、段々と小さくなるバウムクーヘンのマスキングテープ、大根のかつら剥きの様にくるくると巻ける大根マスキングテープ等のマスキングテープ類が商品化出来たら嬉しいですね!

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ミチルさんのSNSアカウントでは、現在も様々な架空雑貨を発表。40秒と3分だけ測れる「ジブリ砂時計」や、カーペット掃除に使うコロコロを模した修正テープ等、今すぐにでも製品化して欲しい作品で溢れかえっている。他には無い着眼点で創作を続けるミチルさんの今後の作品からも目が離せない。

なお、今回製品化されお好み焼き鉛筆削りは10月より全国のロフトで限定販売される他、様々な具材が乗った別バージョンが、全国のゲームセンターでアミューズメント景品として設置される。見掛けた際は是非ゲットして欲しい。

(よろず〜ニュース特約・橋本ダイスケ)