昭和の腐女子が求婚者に与えた試練がSNS上で大きな注目を集めている。

「お話をしていた方のお母様が歴戦の70台腐女子だったのだが、ご自身が結婚する際に夫になる人に対して『自分と結婚したければ本屋で薔薇族を買ってきてください(本人が読みたかったわけではなく試練として)』というお題を与えたらしく『地獄のかぐや姫じゃん』みたいな話になっていた。」

と件のエピソードを紹介したのは東京弁護士会所属の弁護士、教皇ノースライムさん(@noooooooorth)さん(@noooooooorth)。

『薔薇族』(第二書房)と言えば『さぶ』(サン出版)と共に昭和の男性同性愛者シーンをリードしたゲイ雑誌。まだまだ同性愛者に理解のなかった時代のこと、いわゆるノンケの人がそれを手に取るのは大きな抵抗があったことだろう。

今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは

「パートナーの趣味に理解を示せないようなら結婚しても辛いだけでしょうし『私はこれが好きです』と見せる程度ではその場だけ押し切ってしまうかもしれないので案外丁度良い難易度かもしれませんね
ただ普段の生活圏から離れた店を使わせてくれ…」
「ガンプラを捨てる嫁娘がTLに流れていたけど、結婚する前に『自分の事を理解しているならガンプラを買ってきてください(どのガンプラかは選ばせる)』と言うお題を出せば良いのかな?『私が選んだのはこれです』 ジム頭はやめてくれよジム頭は」
「僕だったらノリノリで『薔薇族』『サムソン』『さぶ』『バディ』の4大業界紙ときたがわ翔の画集と田龜G先生の画集揃えて手土産にしてしまいそうで。。。」

など数々の驚きの声が寄せられている。

求愛する者になにか試練を与えるのは三島由紀夫『潮騒』以来の伝統かもしれないが、今日びあまりに相手に不本意な行為を強いるとハラスメントと受け取られかねない。内容にはくれぐれもご注意いただきたいものだ。

(よろず〜ニュース特約・中将タカノリ)