小学生がクルーズ船の外国人客とお座敷遊びなどで交流 山形・酒田

清水康志
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 国際交流活動に力を入れてきた山形県酒田市立泉小4年生が、クルーズ船の外国人乗客との交流に取り組んでいる。3年生の時には、ギニア出身の太鼓演奏家や山形大農学部の留学生を同校に招いたほか、ギニアの子どもたちとオンラインで語り合った。今年度は酒田港に寄港するクルーズ船乗客と交流し、活動の幅を広げる。

 4月22日には全長285メートルのウエステルダム号が着岸。下船してきた外国人の乗客を泉小の児童42人が出迎えた。

 児童らは英語で話しかけ、お座敷遊びの一つで扇子を的めがけて投げる「投扇興(とうせんきょう)」と、吸盤の付いた手裏剣玩具による的当てゲームを体験してもらった。的中すると児童も乗客と一緒に喜び、笑顔が広がった。

 最後にはダンスを披露し、「Have a nice day!」などと声を掛けていた。

 太田菜絆(なずな)さん(9)は「みんな優しくて親切で、楽しんでくれていた」。高橋隼人さん(10)は「みんなノリが良く、ワイワイ楽しめて笑顔だった」と話した。

 学年主任の津田富明教諭(60)は「物おじせずにコミュニケーションができていた。人とつながることの楽しさを感じられたと思う」と話した。

 今月28日に寄港するダイヤモンド・プリンセス号の乗客との交流も予定しているという。清水康志

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