大粒岩ガキ、初夏味わって 1日から日豊海岸岩ガキまつり

星乃勇介
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 【宮崎】大分県南部から宮崎県北部にかけての日豊海岸の名産・岩ガキを味わう恒例の「日豊海岸岩ガキまつり」が、宮崎側は1日から、大分側は7日から始まる。今年は10周年の節目で、日豊海岸の国定公園指定50周年も迎えたため、関係者は盛り上がりに期待を寄せる。

 大分県佐伯市、宮崎県延岡市、門川町、日向市の観光関係者が連携し、両県合計19の飲食店で旬の岩ガキを様々な調理法で提供する。4月30日に延岡市内で「まつり」のスタートを祝う会があり、丸々太った岩ガキがお披露目された。

 カキといえば冬のイメージが強いが、東九州の岩ガキは初夏から夏にかけてが旬。リアス式海岸の中、黒潮と九州山地がもたらす豊富な栄養分で育ち、大粒で濃厚、クリーミーな味が特徴だ。

 徐々にファンも増え、2023年度は両県で計2万2593食が出た。期間は8月末まで。

 食べた後で専用はがきにスタンプをもらうと、抽選で地元特産の伊勢エビやご当地グルメのセットが当たる。(星乃勇介)

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