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藤井聡太叡王、昼食は「石川炙り寿司と小松うどん」、伊藤匠七段は「アパ社長カレースペシャル」【叡王戦第2局】

2024年4月20日 12時31分

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 将棋の藤井聡太叡王(21)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑戦する第9期叡王5番勝負第2局が20日午前9時、石川県加賀市の「アパリゾート佳水郷」で始まった。持ち時間は秒単位で消費されるチェスクロック方式の4時間で、使い切ると1手60秒未満の1分将棋になる。同日夕方ごろ決着の見込み。

第9期叡王戦第2局に臨む藤井聡太叡王(日本将棋連盟提供)

 戦型は両者得意な角換わり。後手の藤井叡王が銀を置くことの多い「3三」の地点に金を置く、公式戦では初採用の手を指すと、伊藤七段は1筋の歩を5段目まで突き越す前例があまりない陣形に。それでも両者の指し手は早く、26手目に藤井叡王が7筋の歩をぶつけて開戦し、8筋で歩交換した飛車を4筋に回り、激しい展開に。

第9期叡王戦第2局に臨む伊藤匠七段(日本将棋連盟提供)

 伊藤七段が39手目を考慮中に正午になり、1時間の昼食休憩に入った。ここまでの消費は藤井叡王が1時間21分、伊藤七段は1時間38分。昼食は藤井叡王が「石川炙り寿司と小松うどん」と加賀棒茶、伊藤七段は「アパ社長カレースペシャル~能登豚オリジナルミルフィーユカツと春野菜~」とアイスティーを注文した。
 両者の公式戦対局成績は藤井叡王の11勝0敗1持将棋(引き分け)で、タイトル戦は昨年度の竜王戦、棋王戦に続く3度目の対決。藤井叡王は勝てばタイトル戦の対局17連勝で故大山康晴十五世名人のもつ最多連勝記録に並び、自身の持つタイトル戦連覇記録22の更新へ王手となる。
 全八冠を保持している藤井叡王は現在、同じ愛知県出身の豊島将之九段(33)を挑戦者に迎え第1局に勝利した第82期名人戦7番勝負(2日制)も進行中。この日の叡王戦第2局から中2日の23、24日には千葉県成田市の「成田山新勝寺」で名人戦第2局を迎える。さらに中7日の5月2日に叡王戦第3局、それから中5日の同8日に名人戦第3局というハードスケジュールになっている。

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