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名古屋グランパス「クラシックデー」、クラブを支えたレジェンドOBらが裏話などを披露

2024年4月21日 14時25分

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笑顔を見せる伊藤裕二さん(中)、飯島寿久さん(右)

笑顔を見せる伊藤裕二さん(中)、飯島寿久さん(右)

◇21日 J1第9節 名古屋―C大阪(豊田スタジアム)
 試合前に「グランパスクラシックデー」として、クラブ史を彩ったOBがトークショーに登場。タレント城所あゆねさんの司会で、クラブでの思い出や現在の活動を語った。
 最初に登場したのは、2010年のリーグ優勝を選手として経験した杉本恵太さん(41)と磯村亮太さん(33)。豊田市で焼き肉店「太翔」を営む杉本さんは、楢崎正剛・現アシスタントGKコーチら優勝メンバーはほとんど来店しているものの「イソ(磯村さん)だけ来ない」とクレームをつけ、東京と名古屋を行き来しているという磯村さんが「遠いんすよ」と応じるなど軽妙なかけあいを見せた。
 人材サービス大手のマイナビでアスリートのセカンドキャリアを支援する磯村さんは「だいぶ慣れた。最初はパソコンも指2本しか使えないしシャットダウンの仕方もわからなかった。それよりかは成長できた」と第2の人生も軌道に乗ってきた様子を明かした。
 2組目では、同じく優勝メンバーで、現在は福岡で児童療育事業に携わる増川隆洋さん(44)が登場。グランパスの試合をつぶさにチェックしているといい、今季のチームでは現在負傷離脱中のFW山岸を挙げた。「彼の能力が生かされれば攻撃力が増して、もっと魅力的なチームになる」と分析し「今調子がいいので、きょう(C大阪を)たたけるかどうかもだいぶ変わってくる」と見通した。
 3組目は、初代守護神で中部大第一高の伊藤裕二監督(58)と、草創期から9年に渡り在籍し現在は愛知県長久手市でカフェを営む飯島寿久さん(54)。2人とも名古屋が初優勝を果たした2010年にはトップチームコーチを務めた。
 10年のチームの雰囲気を飯島さんは「非常に良かった。選手層もそうだし、取り組み方も、ベンゲル時代に近いトレーニングをしていた。みんなが同じ目標に向かっていた」と振り返った。
 伊藤さんは「ベンゲルさんのときのチームメートは特別。まとまりもあったし、思い出がある」と振り返った。
 来年60歳を迎える伊藤さん。GKだったため、飯島さんから「現役時代に赤いユニホームを着ていないので。着せないと」と水を向けられると、城所さんが、名古屋には還暦仕様のユニホームもあると紹介。伊藤さんは「私も着ましょうかね」とほほ笑んだ。

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