真生騎が今季はイタリア選手権に挑戦、チームノリック

　若手育成を目指す2輪のレーシングチーム「ウェビックチームノリックヤマハ」は5日、阿部真生騎（まいき、20）が今季はイタリア選手権のSS600クラスにVFTレーシングから参戦すると発表した。昨季はスーパースポーツ世界選手権（WSS）に挑み、9大会に出場して20位が最高だった。
　真生騎は、ロードレース世界選手権（WGP）500cc（現モトGP）クラスで活躍した「ノリック」こと故・阿部典史さんの長男。ノリックの父で、チームを率いる光雄監督は「今の日本でのレース、トレーニングではモトGPへの道は遠い。ヨーロッパのレースに出場してトレーニングを学び、将来、日本でそれを生かせるためにチーム体制を組んだ」と語った。
　国内では久川鉄平（16）と森山浬（かいり、14）を、全日本ロードに併催されるMFJカップJP250に参戦させる。久川は昨季のナショナルクラスでランキング5位、森山は初のロードレース挑戦になる。