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モリゾウこと豊田章男トヨタ会長が理事長に就任「旅館に例えると、私が総支配人で…」 新団体「スーパー耐久未来機構」

2024年4月21日 09時01分

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新団体STMOの(左から)モリゾウ理事長、桑山副理事長、加藤専務理事

新団体STMOの(左から)モリゾウ理事長、桑山副理事長、加藤専務理事

スーパー耐久 開幕戦 グループ2決勝 20日
スポーツランドSUGO(宮城県) ペン=田村尚之 カメラ=多賀まりお
 シリーズ運営団体の「スーパー耐久機構(STO)」が会見し、新たに設立する一般社団法人「スーパー耐久未来機構(STMO)」に6月から事業を引き継ぐと発表した。新団体は「モリゾウ」こと豊田章男トヨタ会長が理事長に就任。副理事長には桑山晴美STO事務局長が就き、新たに迎える加藤俊行専務理事/事務局長と理事3人体制を敷く。
 目的は運営体制の強化だ。1991年に前身シリーズを立ち上げた桑山充さんが2013年に他界。妻の晴美さんが急きょ引き継ぎ、自動車メーカーが技術開発の場として多数参戦するまで成長させた。さらなる進歩を目指し、昨年に「モリゾウさんしかいない」と相談。さまざまな調整を経て新体制が構築された。
 モリゾウは個人の立場での参画といい、「旅館に例えると、私が総支配人で、女将(おかみ)が桑山さん、支配人が加藤さん」と説明。実務は桑山副理事長ら、現在の運営スタッフを中心に進められる予定だ。
 新理事長は「シリーズ創設時からの草の根の参加型レース(という理念)と、車両開発の場として自動車産業の発展につなげる基本方針は守っていきたい」と力説したうえで、「モータースポーツ熱が高まっているアジアから目指されるシリーズにしたい」と新構想も披露。アジアのチームがS耐に出場し、欧州レース参戦につなげられる環境づくりも目指す。

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