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山本由伸ドジャース入団会見で浮き彫りになった日英通訳の難しさ「もしかしたら」の日本語が「probably」に通訳…米メディア色めき立つ

2023年12月28日 12時11分

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◇27日(日本時間28日)大リーグ 山本由伸ドジャース入団会見(ドジャースタジアム)
 ドジャースは27日、山本由伸投手(25)をオリックスからポスティング(入札)制度により獲得したと発表。メジャー投手で史上最高額の12年総額3億2500万ドル(約463億円=合意時のレート)、6年目と8年目の終了時に契約を途中できる「オプトアウト権」が付帯されていると米メディアが報じている。

笑顔で会見する山本由伸(AP)


 質疑応答で、球団地元紙ロサンゼルス・タイムズから「大谷翔平選手がいるのは、ドジャースに移籍するのにどれくらい大きな要因になったか」と聞かれた山本は「大谷さんがもし仮に他のチームを選んだとしても、もしかしたら、僕はドジャースを選んでいたかなと思う」と答えた。
 この部分の日英通訳は「彼が唯一の理由ではなかったと言いたい。もし彼が他のチームに行っていたとしても、それでも『probably(たぶん、おそらく)』ドジャースだったと思う」だった。
 「可能性があった」という程度を意味する日本語の「もしかしたら」という言葉は、実現確率90%以上の「probably(たぶん、おそらく)」に通訳され、米メディアは一斉に色めき立った。
 米ヤフースポーツは「山本の決断は大谷翔平次第ではなかった」と報じ、米紙ニューヨーク・ポストは、このコメントをそのまま見出しに取った上で「たとえ大谷翔平がドジャースと契約していようがいまいが、山本由伸はドジャースのメンバーになった可能性が高かった」と報じた。
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