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中日・上林誠知、『笑わない男』の弾ける笑顔! 新天地での初打点に「イチローさんの影響」忘れる

2024年4月19日 05時45分

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◇18日 中日5―11ヤクルト(バンテリンドームナゴヤ)
 「笑わない男」中日・上林誠知外野手の笑顔が弾けた。4点を追いかける3回、1点を返した後で迎えた2死満塁の好機。高めのスライダーを振り抜いた。打球は右前へ転がり、2人が一気に生還。1点差に詰め寄る快打を「みんながいい流れをつくってくれていた。打ててよかったです」と控えめに喜んだ。

上林

 苦しみながらの竜初打点だった。開幕3戦目だった3月31日のヤクルト戦(神宮)で移籍後初出場。マルチ安打を記録したが、一時は19打席連続無安打。いい当たりを打ちながら、「H」ランプをともすことができなかった。この日の試合前まで13試合に出場して、打点は0。チームが好調な中で責任も感じており、「やっと打点を挙げられてよかった」と胸をなで下ろした。
 グラウンドでは笑顔を見せることがほとんどない。野球を始めた頃から米マリナーズで活躍するイチローのニュースを見てきた。同じ右投げ左打ちのスーパースターに憧れ、中学時代はイチローさんに関する本をむさぼり読んだ。「プレー中は笑わないのもイチローさんの影響です。勝手にまねしちゃいました」。でも、新天地での初打点の喜びはひとしお。一塁塁上で満面の笑みを浮かべ身に染みていたはずのポリシーも忘れていた。
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