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巨人・堀田賢慎、642日ぶりの先発白星「チャンスをもらっているので」阿部監督「チャンスつかんで好投…それがプロの競争」

2024年5月8日 22時31分

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◇8日 中日1―4巨人(バンテリン)
 巨人が中日に2連勝し2カード連続の勝ち越し。首位の阪神に0・5ゲーム差に迫った。勝利の立役者は今季2度目の先発登板となった堀田。5イニング⅔を無失点に抑える力投で今季2勝目を挙げた。

勝利しポーズを決める巨人・堀田

 4月28日のDeNA戦(横浜)で今季初勝利を挙げたが、この時はリリーフ。先発では2022年8月5日のヤクルト戦(神宮)以来642日ぶりの白星だ。「チャンスをもらっているので何とかと思っていた。今日勝てたのはうれしいです」と声を弾ませた。
 初回に1点を先制してもらって以降、なかなか援護がなかった。それでも再三走者を背負いながら、5回2死満塁のピンチも切り抜けるなど、懸命に粘った。阿部監督は「もう、素晴らしい。(5回の)満塁をしのいだしね」と奮闘した5年目右腕を褒めたたえた。
 堀田の先発は、“阿部改革”によってめぐってきたチャンスだった。2軍で結果を残して昇格してきても1軍でいきなり先発はさせず、まずリリーフで結果を出してから先発に抜てきするのが新監督の方針。これまで赤星や横川がそうして抜てきされてきた。堀田もこれに発奮し、先発を勝ち取り、そして勝った。
 阿部監督は「ちゃんとチャンスをつかんで好投している。それがプロの競争」とうなずいた。厳しい戦いが続く中、内なる戦いで戦力を底上げし、V奪回を目指す。

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