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後場に注目すべき3つのポイント~米国株大幅安を受けて軟調推移も下値は限定的

2024/5/1 12:42 FISCO
*12:42JST 後場に注目すべき3つのポイント~米国株大幅安を受けて軟調推移も下値は限定的 5月1日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶりに反落、米国株大幅安を受けて軟調推移も下値は限定的 ・ドル・円は小じっかり、157円後半に再浮上 ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は3日ぶりに反落、米国株大幅安を受けて軟調推移も下値は限定的 日経平均は3日ぶりに反落。前日比216.12円安(-0.56%)の38189.54円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。 4月30日の米国株式市場は反落。ダウ平均は570.17ドル安(-1.49%)の37815.92ドル、ナスダックは325.26ポイント安(-2.04%)の15657.82、S&P500は80.48ポイント安(-1.57%)の5035.69で取引を終了した。1-3月期雇用コスト指数が予想上回る伸びとなったため、利下げ期待の後退で売られ寄り付き後、下落。賃金インフレが根強く高インフレが想定以上に長期化するとの懸念に長期金利の上昇が嫌気され相場は下落した。その後に発表された4月シカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数が予想を大幅に下回ったためスタグフレーション懸念も再燃しさらなる売り圧力となった。終盤にかけ、米連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派を警戒した売りも強まり、下げ幅を拡大し終了。 米国株大幅安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は75日移動平均線38272円水準を下回ってスタートした後は38100円でのもみ合いとなった。決算発表銘柄を中心とした物色が続いており、日経平均やTOPIXなど指数は方向感に乏しい状況となっている。今晩の米国で、米雇用関連などの経済指標やFOMC発表を控えていることから積極的な売買は手控えられ、下値も限定的となっている様子。 日経平均採用銘柄では、サウジアラビアで採算が悪化し前期赤字転換予想と発表した日揮HD<1963>が急落となったほか、前日決算発表後に買われた商船三井<9104>は下落し、前日の上昇分がはく落。また、決算に関連して東武鉄道<9001>、野村<8604>も売られた。日経平均採用以外の銘柄では、日本調剤<3341>、平和不動産<8803>、東京エレクトロンデバイス<2760>は決算が嫌気されて下落。 一方、1-3月期営業利益が前年同期比2.8倍で市場予想も上回ったことでレーザーテック<6920>が大幅高となった。また、JR西<9021>、JR東<9020>、資生堂<4911>、アドバンテスト<6857>、住友化学<4005>、三菱電機<6503>が上昇。日経平均採用以外の銘柄では、九州電力<9508>、北陸電力<9505>、東北電力<9506>など電力株が買われた。 業種別では、海運業、石油・石炭製品、ガラス・土石製品、証券・商品先物取引業、鉱業などが下落した一方、電気・ガス業、陸運業、水産・農林業の3セクターのみ上昇した。 為替は1ドル157円80銭台と158円台を意識した展開となっている。昨日公表された日本銀行の当座預金残高の資料から市場関係者が推計したところ、5兆円規模の円買い介入を実施したとの観測だが、29日につけた154円50銭台から既に3円超円安ドル高が進んでいる。今晩のFOMCではパウエルFRB議長が「タカ派」なコメントを行うとの見方もあり、米10年債利回りは上昇傾向を強める可能性がある。為替の円安推移で日本株が素直に買われる地合いではないが、政府・日銀による円買い介入が再度入るかもしれない、といった疑心暗鬼が日本株買いを手控えさせているようだ。後場も引き続き日経平均は38100円水準でのもみ合いとなろう。 ■ドル・円は小じっかり、157円後半に再浮上 1日午前の東京市場でドル・円は小じっかりの値動きとなり、157円66銭から157円89銭まで値を上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め的な政策の継続をにらみ、米金利高・ドル高の流れ。日本の為替介入も、ドルは再び上昇基調に振れた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は157円66銭から157円89銭、ユーロ・円は168円13銭から168円37銭、ユーロ・ドルは1.0657ドルから1.0672ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ホーブ<1382>、データセクション<3905>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・NZ・1-3月期失業率:4.3%(予想:4.2%、10-12月期:4.0%) ・NZ・1-3月期雇用者数増減:前期比-0.2%(予想:+0.3%、10-12月期:+0.4%) 【要人発言】 ・ホークスビーNZ準備銀行副総裁 「世界的な高インフレは金融安定の重要なリスクであり続ける」 「雇用統計は労働市場の冷え込みの傾向を裏付けた」 <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 21件
1382 東証スタンダード
2,329
6/3 14:49
-28(%)
時価総額 1,775百万円
洋菓子メーカーなどに国産イチゴを供給。夏秋期に収穫できる自社品種に強み。クリスマス需要のある2Qが商盛期。馬鈴薯の生産販売も。24.6期上期は残暑の影響で自社品種の出荷数量が足踏み。ただ販価上昇で増収に。 記:2024/02/07
1963 東証プライム
1,256.5
6/3 15:00
+9.5(%)
時価総額 325,949百万円
プラント建設大手。海外LNG案件に強み。配当性向は30%目安。先端技術産業分野では基本設計役務、EPC役務などを複数受注。受託製造ケミカル触媒、脱硝触媒用原料は販売が堅調。24.3期3Q累計は大幅増収。 記:2024/03/05
4,435
6/3 15:00
-5(%)
時価総額 138,980百万円
大手半導体商社。大株主は東京エレクトロン。半導体や電子部品、ネットワーク機器等を扱う。PB製品も手がける。今期3Q累計は車載向け半導体製品が増加。産業機器や医療機器向け設計・量産受託サービスも堅調だった。 記:2024/04/07
3341 東証プライム
1,393
6/3 15:00
+6(%)
時価総額 44,643百万円
調剤薬局で国内2位。後発薬の製造・販売や薬剤師紹介・派遣も。24.3期3Q累計は調剤薬局の処方箋枚数が回復。紹介・派遣も伸長。医薬品製造は一時費用解消で黒転。仕入値上昇や販管費増をこなして二桁営業増益に。 記:2024/02/08
3905 東証グロース
1,978
6/3 15:00
+400(%)
時価総額 33,998百万円
データ分析サービス会社。顧客行動をベースとした店舗の改善、売上向上の支援に加え、ソーシャルメディア分析等も。優良大口顧客からの受注やM&A効果等により、海外事業は好調。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/24
4005 東証プライム
326.5
6/3 15:00
+4.2(%)
時価総額 540,638百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4911 東証プライム
4,994
6/3 15:00
+23(%)
時価総額 1,997,600百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6503 東証プライム
2,755
6/3 15:00
+25(%)
時価総額 5,915,542百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
6857 東証プライム
5,353
6/3 15:00
+40(%)
時価総額 4,101,303百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
40,100
6/3 15:00
-390(%)
時価総額 3,780,869百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
8604 東証プライム
988.3
6/3 15:00
+37.8(%)
時価総額 3,195,730百万円
総合証券で国内最大。傘下に資産運用会社や信託銀行など。配当性向は40%以上目安。ホールセール部門は増収。インベストメント・バンキング等が貢献。営業部門は相場環境が追い風。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/10
8803 東証プライム
3,805
6/3 15:00
+15(%)
時価総額 147,862百万円
不動産開発会社。東京証券取引所や大阪取引所等のビル賃貸に加え、オフィスビルや商業施設、住宅の賃貸、運営を行う。今期3Q累計は前期取得のビルの賃貸収益や空室の埋め戻し等が寄与した。物件売却収入も増加した。 記:2024/03/03
9001 東証プライム
2,747.5
6/3 15:00
-26.5(%)
時価総額 576,467百万円
私鉄大手。関東民鉄で路線最長。東武動物公園、東武ワールドスクエア、東京スカイツリーなど観光資源が豊富。鉄道業では定期、定期外ともに輸送人員増。ホテルは都内中心に稼働率上昇。24.3期3Qは2桁増益。 記:2024/02/24
9020 東証プライム
2,759
6/3 15:00
+29.5(%)
時価総額 3,129,843百万円
国内首位、世界でも最大級の鉄道会社。関東や東北地方を中心に、新潟県、山梨県、長野県、静岡県までが事業エリア。不動産や駅ナカでの物品販売、ホテルなども展開。全セグメント好調で、24.3期3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/04
9021 東証プライム
3,137
6/3 15:00
-1(%)
時価総額 1,530,865百万円
大手鉄道会社。近畿や北陸、中国、九州北部を営業エリアに、山陽新幹線や北陸新幹線、東海道本線等の路線を運営する。今期3Q累計はインバウンド需要の増加や利用の回復、構造改革の進展により、3期連続で増収、増益。 記:2024/03/03
9104 東証プライム
5,243
6/3 15:00
+59(%)
時価総額 1,898,024百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
9505 東証プライム
1,131.5
6/3 15:00
-30(%)
時価総額 237,993百万円
電力会社。富山、石川、福井の北陸3県と岐阜の一部で、火力や水力、原子力の発電、売電。送配電事業を行う。火力、水力の発電が主力。今期3Q累計は増収、利益は黒字転換した。小売や託送料金の改定が寄与した。 記:2024/03/05
9506 東証プライム
1,543
6/3 15:00
-47.5(%)
時価総額 775,948百万円
電力会社。東北6県と新潟県が主な供給区域。電力設備などの建設や保全工事も展開。卒FIT風力発電所を活用したオフサイト型コーポレートPPAサービスを導入。燃料費調整制度のタイムラグ影響で3Q累計は黒字転換。 記:2024/02/04
9508 東証プライム
1,768
6/3 15:00
-63.5(%)
時価総額 838,357百万円
九州の電力会社。ガス小売事業やICT、都市開発など非電力事業を育成。玄海原子力発電所3号機は2月に発電再開。英廃棄物処理・発電会社Viridorの一部持分取得。燃料費調整期ずれ影響で、3Q累計は黒字転換。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
40,930
6/3 15:00
+720(%)
時価総額 13,024,786百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,095
6/3 15:00
+53(%)
時価総額 15,670,267百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10