礼螺鳴らし士気高める 相馬野馬追中ノ郷騎馬会が出陣式 福島県南相馬市

さまざまな合図の螺の吹き分けを披露する螺役

 相馬野馬追の中ノ郷騎馬会の出陣式は18日、福島県南相馬市原町区のラフィーヌで行われ1週間後に迫った祭典に向け士気を高めた。

 中ノ郷からは5郷で最も多い158騎が出場する。相馬太田神社に向かって礼螺(れいがい)を鳴らした後、軍師を務める門馬光清会長が「5月開催となる記念すべき年だ。進軍にあっては威風堂々、戦場にあっては勇猛果敢に攻め、無事の凱旋(がいせん)を果たすよう祈念する」とあいさつした。

 初陣の武者が紹介された後、陣立て、各種注意事項などが大滝康正副軍師や担当軍者から説明された。螺役たちは集合、乗馬、進軍、のろし打ち上げの合図の螺の吹き分けを披露した。

 相馬野馬追は今月25、26、27日に原町区の雲雀ケ原祭場地をメイン会場で繰り広げられる。

(相双版)

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