毎年関西地方のゴルフ場を対象に開催コースを変えて行う「サーキットトーナメント方式」を採用している本大会。今年は滋賀県の名神八日市CCで開催される。今年で89回目を迎える歴史ある大会の、昨年のプレーバックと今年の注目選手など、観戦に役立つ情報をお届け!

5月16日(木)~5月19日(日)関西オープン

画像: 2023年関西オープン(泉ヶ丘カントリークラブ、撮影/岡沢裕行)

2023年関西オープン(泉ヶ丘カントリークラブ、撮影/岡沢裕行)

会場:滋賀県 名神八日市カントリークラブ(18ホール、6869ヤード、パー70)
賞金総額:8000万円、優勝賞金:1600万円

1926年から開催されている歴史ある大会。長らく4月の第4週に開催されていたが、今年からGW明けにスケジュールが移動した。

同コースでの開催は2015年大会以来9年ぶりとなる。

プレーバック2023

画像: 蟬川泰果が17アンダーでプロ初優勝(22年パナソニックオープン、22年日本オープン優勝はアマチュア時代)

蟬川泰果が17アンダーでプロ初優勝(22年パナソニックオープン、22年日本オープン優勝はアマチュア時代)

   

蟬川泰果と東北福祉大学同期で3位タイだった鈴木晃祐が生涯2度目のホールインワンを達成するなど、若手の活躍が印象的だった2023年。

最終日は2位と3打差でスタートした蟬川。自身の“攻めのゴルフ”とベテランキャディである清水重憲氏のサポートで2022年10月のプロ転向からわずか6戦目での勝利となった。

画像: 蟬川泰果。プロ転向6戦目で見事優勝。

蟬川泰果。プロ転向6戦目で見事優勝。

週刊ゴルフダイジェスト編集長・戸村大助が選ぶ注目選手

会場の名神八日市カントリークラブは、日本プロ、日本女子オープン、日本女子プロなど国内メジャーが開催されたこともある滋賀県で3番目に古いコースです。最も特徴的なのは3番ホール。「ピアリッツグリーン」と呼ばれる中央が凹んだ3段グリーンがあり、乗せる位置によってはパッティングの難易度がかなり上がってきます。見どころなのは16番のパー4。距離が短いため、ワンオンを狙うと話す選手が多く見られました。月曜日の雨の影響でグリーンが軟らかく、速さが出ていないので、スコアがかなり出ると見込まれています。飛距離があり、パッティングの調子がよい選手に勝機がありそうです。

桂川有人

画像: 桂川有人(中日クラウンズ、撮影/有原裕晶)

桂川有人(中日クラウンズ、撮影/有原裕晶)

愛知県出身の25歳。中学卒業と同時にフィリピンへ留学。帰国後は日大に入り、清水大成、木村太一と「日大新三羽カラス」と言われ切磋琢磨した。今シーズンの「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」で、日本勢6人目の欧州ツアー優勝者となった。身長は大きくないが得意クラブであるドライバーの飛距離は平均290ヤード以上。フェアウェイキープ率も高くショットのコントロールに長けている。

<2024年度スタッツ>
賞金ランキング:1位/バーディー数:59(1位)/ドライビングディスタンス:302.96(3位)

山下勝将(アマチュア)

画像: 山下勝将(撮影/アラキシン)

山下勝将(撮影/アラキシン)

大阪府出身の21歳。姉は22、23年と2年連続年間女王の山下美夢有。2022年に国内男子下部のABEMAツアー「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま」で史上7人目のアマチュア優勝を果たした。「山下美夢有の弟」と呼ばれることにプレッシャーを感じることはなく、いい刺激になっていると話す強メンタルの持ち主。昨年の関西オープンは39位Tでフィニッシュ。

篠優希

画像: 篠優希(東建ホームメイトカップ、撮影/姉崎正)

篠優希(東建ホームメイトカップ、撮影/姉崎正)

東京都出身の27歳。6歳からゴルフを始め、中学生時代は年下の中島啓太とともに練習に励んでいた。高校3年生のときに日本ジュニアで優勝。プロ転向から極度の不振に陥った時期もあったが、昨年のQTを6位で通過し、今季は初のシード獲得へ挑戦中。今季出場した大会は全て予選通過し、中日クラウンズは3位タイ、賞金ランキングも上位に名を連ねている。平均飛距離とフェアウェイキープ率を掛け合わせたトータルドライブランキングでは9位と、ティーショットの正確性が武器のひとつ。

<2024年度スタッツ>
賞金ランキング:12位/パーオン率:77%(5位)/平均ストローク:70(6位)

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