菅野美穂、フジコ・ヘミングさんを追悼「優しいピアノの音色を忘れません」2003年ドラマで半生演じる

スポーツ報知
菅野美穂

 女優の菅野美穂が2日、所属事務所を通じて、4月21日に死去した人気ピアニスト、フジコ・ヘミングさん(享年92)を追悼した。

 菅野は、2003年にフジテレビ系で放送された主演ドラマ「フジ子・ヘミングの軌跡」で、フジコさん役を好演した。訃報を受け「フジコ・ヘミング様の訃報に触れ、心よりお悔やみを申し上げます。フジコさんの魂のこもった、そして優しいピアノの音色を忘れません。タバコをかまえながらニコッと笑ってくださる無邪気さが目に浮かびます。ご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

 フジコさんは、若き日に風邪が原因で一時聴力を失うなど苦難を経験。1999年、NHKのドキュメンタリー番組で半生を取り上げられ、60代後半から人気ピアニストとして活躍するように。アルバム「奇蹟のカンパネラ」が大ヒット。リストやショパンの曲を愛し、国内外で精力的に演奏活動を重ねた。

 23年11月に自宅で転倒した後、一日も早い復帰を目指し治療とリハビリに励んでいたところ、24年3月におこなった検査の結果すい臓がんと診断され療養を続けていた。フジコ・ヘミングさんの訃報は「一般財団法人フジコ・ヘミング財団」が2日に「フジコ・ヘミング オフィシャルサイト」で公表した。葬儀は近親者のみですでに執り行った。

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