菊池桃子「学びの醍醐味を知った」、リカレント教育に成長を実感「考えるよりも動いてしまった方がいい」

スポーツ報知
女優で歌手の菊池桃子

 女優で歌手の菊池桃子(56)がデビュー40周年を迎えた。4月に完全セルフプロデュースの初EP「Eternal Harmony」をリリースし、andropの内澤崇仁、ストレイテナーのホリエアツシとコラボ。自身が作詞・作曲した「Starry Sky」では、林哲司氏が編曲を手がけた。アニバーサリーイヤーを迎え、音楽活動の思い出や転機、未来について語った。(加茂 伸太郎)

 近年、松田聖子の中央大学法学部通信教育課程の卒業、相川七瀬の国学院大学神道文化学部の卒業など、著名人のリカレント教育(=社会人になって学び直すこと)に注目が集まる。

 菊池は家族の病気をきっかけに学び直しをし、2012年に法政大学大学院政策創造専攻修士課程を修了。同年8月から、戸板女子短期大学の客員教授を務めている。

 「大きく言うと、社会学の枠の中の雇用政策が専門になります。古いことを学んでも『今』と比較するでしょうし、どんな分野を学んでも、共通で『今』が見えてくるんじゃないかな」

 これからチャレンジを考えている人には、構えすぎてしまい、敷居を上げないでほしい―とアドバイスを送った。

 「教育機関に行くことがクローズアップされがちですが、(年齢や価値観の異なる)様々な人と話をするだけでも新しいことを知ることができる。ついさっきまで知らなかったことを知るだけで、何でも“学び直し”になりますから。『入学だ』『資格を取るんだ』というような風に捉えず、好奇心からくる欲求を大切にしてほしいです。考えるよりも(感じるがままに)動いてしまった方がいいんじゃないかと思います」

 リカレント教育の後、菊池は「新しいものを知ることに、こんなに時めくんだって。(学びは)自分を元気にしてくれるもの―として捉えています。分野に限らず、ジャンルを問わず、学びの醍醐味を知りました」と明かす。心身の成長を実感する日々を送っている。

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