若き日の鬼平演じた市川染五郎、父幸四郎から手紙で「頼もしかった」激励されるも「もう少し書いてほしかった」

スポーツ報知

 歌舞伎俳優の市川染五郎が20日、都内で映画「鬼平犯科帳 血闘」(山下智彦監督)の公開御礼舞台あいさつに中島瑠菜、菊池日菜子、阿佐辰美らと登壇した。

 染五郎の父・松本幸四郎が火付盗賊改方長官の「鬼平」こと長谷川平蔵を演じる時代劇。この日は10~20代前半の若手による舞台あいさつで、中村ゆりから中島へ、原沙知絵から菊池へ、山口馬木也から阿佐へ手紙が届いた。中村から「可憐(かれん)な中にも世話女房のような銕(てつ)さんへの態度。あの過去があったら、その後のおまさになった。物語をしっかりつなげてくれた」と激励された中島は感動で涙ぐんだ。

 最後に、幸四郎から若き日の鬼平・長谷川銕三郎(てつさぶろう)を演じた染五郎に手紙で「銕三郎に愛情を降り注いで演じた染五郎。頼もしかった」とメッセージが届いた。予想以上にあっさりした内容に染五郎は「もう少し、書いてほしかった…」と本音をこぼして笑いを誘いつつ「あくまで父が主役。父の挑戦に参加するスタンスで出させていただいた」と思いを語った。

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