J3岩手の新監督に神野卓哉GMが就任 中三川哲治監督はヘッドコーチへ

スポーツ報知
会見を行ったJ3岩手の神野卓哉監督(右は秋田豊社長)

 J3で最下位に沈む岩手は8日、盛岡市内で会見を開き、GMを務めていた神野卓哉氏(53)が新監督に就任すると発表した。秋田豊社長(53)は「まだシーズンは3分の1という段階ですが、0―9で大敗した福島戦や(現時点の)最下位という結果で決断しました。J3のサッカーを理解している神野にオファーして了承をもらいました」と話した。GMは兼任する。

 神野新監督は「最下位の責任は私にもありますが、あと25試合残っているので下を向くわけにはいかない。今まで以上に戦う姿勢を出していきたい」と決意を表明。12日の天皇杯岩手県予選決勝(対富士大)から指揮を執り、リーグは18日のYS横浜戦(いわスタ)が初采配となる。中三川哲治監督(52)はヘッドコーチとしてサポートする。

 神野氏は1993年5月15日のJリーグ開幕戦に横浜Mでベンチ入り(出場機会なし)。99年には大分でJ2初代得点王に輝いた。引退後は横浜FCや福岡などで長く強化担当を務め、23年から岩手へ。監督を務めるのは、2017―20年のニッパツ横浜FCシーガルズ(当時なでしこリーグ2部)以来2度目となる。

 岩手は4月28日の福島戦でJ3ワースト記録を更新する0―9の大敗。3連敗中で5戦勝ちなし(1分け4敗)と苦戦が続き、2勝3分け8敗の勝ち点9で最下位に沈んでいる。チーム事情を熟知している神野新監督のもとで、巻き返しを図る。

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