【巨人】4連勝で722日ぶりの単独首位 岡本和真2打席連発、菅野智之4勝目と役者そろい踏み

スポーツ報知
6回2死、村上宗隆から空振り三振を奪い、雄叫びを上げる菅野智之(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ ヤクルト3―4巨人(11日・神宮)

 巨人が4連勝で、DeNAに敗れた阪神に代わって首位に立った。菅野智之投手が小林誠司捕手との「スガコバ」バッテリーで先発し、7回途中まで投げ5安打2失点で4勝目を挙げた。巨人が単独首位となるのは22年5月20日以来、722日ぶり。

 菅野は1回、1番・塩見泰隆外野手に遊撃内野安打。塩見は一塁へ駆け込んだ際に負傷し、西川遥輝外野手が代走で出場し、丸山和郁外野手とのエンドランが決まり、左前打で三塁へ進み無死一、三塁。オスナ内野手の中堅への大きな飛球は佐々木俊輔外野手がフェンスにぶつかりながら好捕したが、犠飛となりに1点を先取された。

 しかし、直後の2回、岡本和真内野手がヤクルトの先発・小川泰弘投手から左中間スタンドに6号ソロ本塁打を放ち同点。さらに岡本和は4回、左前打の吉川尚輝内野手を置いて、今度はセンター左に7号2ラン。23年8月6日の広島戦(マツダ)以来となる2打席連発弾で勝ち越した。

 さらにこの回2死から、2試合連続でスタメン出場の秋広優人内野手が中前打、小林誠司捕手は左翼線二塁打を放ち、菅野を援護する4点目を挙げた。

 3点のリードをもらった菅野は4回2死から、長岡秀樹内野手に2打席連続ヒットとなる右越えの2号ソロ本塁打を打たれ、2点差とされた。

 菅野は6回2死から村上宗隆内野手を空振り三振に打ち取り、史上60人目の通算1500奪三振をマーク。7回に先頭のサンタナ内野手に中前打され、99球となったところで降板。2番手で大江竜聖投手が登板し、無失点で切り抜けた。8回からは高梨雄平投手がマウンドにあがり、2死から丸山和に中前打、オスナ内野手に四球で一、二塁とされたが、村上を二ゴロに打ち取った。

 9回は大勢投手に代わる新守護神のバルドナード投手が登板。サンタナに右越え二塁打、長岡に左前打で無死一、三塁のピンチを迎えたが、中村悠平捕手を三ゴロ併殺打。1点は返されたが、代打・北村拓己内野手を右飛に打ち取り、逃げ切った。

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